変わらない年齢差

娘が中学を卒業しました。
3年間のうち2年がコロナ禍、いろいろな想定外のことも、うまく乗り越えてくれました。
ギリギリまで保護者が参加できるかどうかわからず、結果的には短時間の卒業式決行、保護者参加もOKでした。
もしかしたら参加できないかもと思うと、わざわざ卒業式の日のためのスーツを買うのもなんだかな、と思い、結局何も買わず。
当日は、仕事でよく着ている紺のジャケットで行きました。
卒業式の後、友だちと焼き肉を食べに行った娘から「3年間ありがとう、またよろしくね」とLINEが来て、さらにそこでグッときてしまった。
実は卒業式の数日前に、久しぶりに娘とケンカをしたのです。結局、お互いの言い分は平行線のままだったけれど
たまには、私たちは本音でぶつかり合うのもいいのかもしれないです。
義務教育が終わって、私もちょっと一区切り。
娘を産んだときは、私1人でいったいこれからどうしようかと途方に暮れていて、娘が成人するまで20年も・・・などと感じていて
先のことなんて、途方もなく果てにあるように感じて、なにも将来のことは考えられなかった。
まさか再婚するなどとも思わず、あの頃の私が今の私を見たら仰天するだろう。
この3年で、娘は身長が10cm ほど伸びました。私は娘に数学を教えられなくなりました。英語力もまもなく抜かれるでしょう。
私もいろいろなことがありました。
まず、住まいも変わり、働き方も変わり、左耳の手術をし、卵巣嚢腫の手術もした。ライフスタイルも変わった。
いろんなことがあったし、多くのことが変わった。
でも、私と娘の年齢差だけはずっと変わらない。
29歳の私と0歳の娘は
今、44歳の私と15歳の娘になっている。
変わらない年齢差を当たり前のことではあるけれど、どこか疑いつつ、やはり変わらないことを確認する。
それぞれの道を進もう、卒業おめでとう。
変わらない年齢差に、感謝。
ブログ

前の記事

お祝いごとのおかげで
ブログ

次の記事

あれから、16年後の桜