男女のちがいはモザイク模様

性別をきかれたら、私は「女性」と迷わず答えますし、そこに違和感はありません。そんな私は、短い髪が好きで、今後はたぶんロングヘアにすることはたぶんないと思っています。「かわいい」と言われるより「かっこいい」と言われるほうが嬉しいです。家事より仕事が好きです。でも、卵巣嚢腫の手術をして、薬物治療を始めて、治療方針が書かれた書類に「挙児希望:なし」と書かれているのをみて、「あきらめただけで、ほしくないわけじゃない」と思ってちょっと悲しくなりました。色は、ピンクが好きです。地図は読めるほうだと思います。学生時代、スマホなんかない時代に、国土地理院の25000分の1の地図を手に登山していました。読図は必須でした。

自分の性別に違和感を感じたことはないけれど、以前たまたまNHKの番組を見て、多くの人の脳が、男女が入り混じるモザイクになっている、という話をきいてなるほどと思いました。「男脳」「女脳」が明確に区別できるのは全体のわずか10%、90%はモザイク脳なんですって。

https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pn11RwvEEn/

性別は個人個人特有のモザイク模様。「婦人科疾患になるのは女性性を否定しているから」そういう言葉にものすごく反発したこともあったけれど、そもそも両者が入り組んだモザイクならば、女性性の否定/肯定で片付く問題であるわけがない、私は私自身のモザイク模様を大切に、生きたいと思います。私は、男性性、女性性両方持っていて、環境や状況によってどっちかが強めに出たり、出なくなったりと、変化し続けているんだろうな、と感じています。

ってことはね、そもそも二者択一だと思っているものごとの多くは実はそうではないのかもしれませんね。

向いている/向いてない、好き/嫌い、やりたい/やりたくない、OK/NG、同居/別居…

2択しかないと思っていることに、もっと無数に選択肢があったとしたら?私には向いてないと思い込んで、本当は好きなのにやめてしまうなんて、もったいないのかもしれませんね。