豊かな生活とは非効率なことかもしれない

フォカッチャを作ってみました。生地作りは最近出番の少ない、ホームベーカリーにお任せ。強力粉に砂糖、塩、オリーブオイルに水、イースト。

生地ができあがると、少し休ませて、発酵させて(放置)、窪みを作ってローズマリーと塩を、最後後なオリーブオイルをかけて焼く。発酵した生地の、ホワホワとした触り心地がなんとも言えない癒し。ローズマリーの胸にまで響くようなたくましい香。

なぜこんなことをやっているのかというと、学生時代からの友人が、自宅で育てた野菜やハーブ類(ローズマリー、レモングラスなどなど)をたくさん送ってくれて、フォカッチャのレシピまで同封してくれたからなのです。

彼女とは、ほぼ年賀状のやりとりだけの関係なんだけど、突然、こうしてハーブや植物のタネや野菜を送ってくれる。気持ちのこもった小包いっぱいのハーブや野菜、とても無駄にはできず、しっかり味わおうと、合間を縫っていそいそとフォカッチャを作ったり、小さなニンニクを醤油漬けにしたり。送料考えたら本当に申し訳ない気持ちにもなってしまうんだけれども、私ってなんて豊かなんだろうか、と感じました。

高級パン屋で買ったほうがおそらくおいしいし簡単に手に入るのだけれども。勤め先のオフィスがある街にも、そんな高級パン屋はわんさかとある。

なぜでしょうね。最近私が豊かさを感じるのは、感覚的で、非効率的なことがとっても多い。