施設にいる義母と3年ぶりに会いました。会える時間はわずか15分。
タイマーを渡され、時間が終わるとスタッフが迎えに来ます。
以前夫が最後に会ったときはガラス越しだったそうですが、今回は直接会うことができました。
実は、そろそろ・・・・と言われているそうです。
こうして、今日の面会が最後かもしれない、と思うのも、夫にとっては辛かったのではないかと思います。
久しぶりに会う義母はすっかり小さくなってしまった印象でした。
私のことはおそらく覚えていないだろうけれど、
どうか息子である夫のことはちゃんと覚えていてほしいなと思って部屋に入りました。
最初は「わかる?」と問いかける夫に、「わからない」と言っていたけれど、
少し経つと夫の名前を呼んだりして、ああ、よかった・・・と思いました。
後半の時間は、夫と義母2人きりのほうがいいだろう、と思い、私と娘は部屋の外へ。
残りの数分、また戻って、最後にあいさつすると「ありがとう」という言葉が。
私が再婚することにして、義母に初めて会ったのは6年前くらい。
あのときは、ただただニコニコして迎えてくださって。
命の灯が少しずつ小さくなっていくこと。それは誰にでも平等に訪れること。
私はどんな命の終わりかたをするのだろうか。
「ありがとう」を言える最期がいいなと、帰宅しながら感じました。