「英語ができない」と言うのをやめよう

私は英語ができない、が突如イヤになった日。

会社で、メディカルライティングという仕事をしているせいか、たまに他の人から英訳を頼まれる。契約書や見積書、マニュアル類、さらにはデータベース設計書などまで。「私、英語できないのに」と思いながら、AI翻訳ソフトを使い、それから目で確認。とは言っても、何が英語として正しいのかわからない。「私英語できないのに、なぜ私に頼むんだろう?」と思いながら。もしや私英語できると思われている?(ヤバっ)

仕事上、私が使う英語は業界用語というか、とにかく狭い範囲だから、参考にできる資料さえ見つければ、それをうまくコピペしたり、あとはAI翻訳使えばなんとかなった。最後は、もっと英語ができる人や、ネイティブに近い人に見てもらっていたしね。

そんなある日、「私は英語できない」と言うのも、思うのも、突如イヤになってしまった。きっかけはわからないけれど、「私は英語ができない」と思う回数が閾値に達した、言い換えれば、スタンプカードが貯まった、ただそれだけなのかもしれない。それで、英語に向き合おうと思った。

英語コーチングとの出会い

そんなとき、いくつかの偶然が重なり、英語コーチングというものをお願いすることにした。「英語ができない私」がイヤになった、という、抽象的な動機から始めた私だけど、さすがコーチングを学んでいる英語コーチ、私の思いをしっかりうけとめてくれてくださり、とりあえずTOEIC500点台を目指すことになった。

やる気は最初は確かにあったけど・・・徐々に約束したこともできなくなった。言い訳なのは重々承知。在宅勤務中の昼休みを勉強に当てればいいと思っていたけれど、「生活」に関することはどうしても時間を取られる。昼休み、実際はその日の夕食の食材を買いにスーパーに走ったり、自分のお昼ご飯を食べたり片づけたり、と、結局昼休みも勉強しない自分自身ににストレスが溜まっていく。
途中、今の生活を変えずに英語を勉強しようなんて、あまりにも無茶だった、欲張りすぎたと思い始めた。夜仕事を終えればもう目が霞んでくる。若い頃の勉強と違うのは体のコンディションか!と気づく。

最終的には、在宅勤務開始前の朝の時間に20~30分、コーチと一緒に英語の勉強をしていただき、それが自分の生活スタイルにはとても合っていた!(まだ朝なら目も疲れていない)
朝、英語を勉強することって妙に自己肯定感があがるあがる(笑)。あとはアプリを活用。老眼の私には小さい文字はキツくて、タブレット購入を真剣に考えたが、同時期にノートパソコンの買い替えをしたため、タブレットは断念。

英語コーチングを終えて

結果、4ヶ月ほど伴走していただき、目標としていたTOEICスコア(500点台)をクリア!
とは言っても…仕事という面ではまだまだ英語力が足りないので、引き続き英語の勉強はしていきます。次は600点台目指す!

そして、なぜ私が、必須でもない英語の勉強をしているかというと、やっぱり娘の存在が大きい。高校生の彼女は、進路を決めていく時期。勉強によって可能性を広げていってほしい。それを伝えるために私が勉強する姿を見せていこうと思っている。でも、ただ純粋に、できなかったことができるようになるのは楽しいということを知った4か月でした。

「私は英語ができない」スタンプカードがいっぱいになって、英語コーチングを受けることにした私。500点台というひとつの小さな目標を達成できたので、もう「私は英語ができない」と自分自身に言うのは終わりにしよう。そしていつか海外の山を歩いて、美しい景色をたくさん自分に見せるんだ。