会社で不当な扱いを受けていると感じるならば

10月は、人事異動があったり、組織改定の時期でもありますね。どんどん昇格していく人、なかなか昇格できない人。「できない」と判断されて、ほかの部署に異動する人、もしくは、本人の希望叶って異動になる人も。出向になる人もいますね。退職者も公に知らされる時期かもしれません。あ、あの人辞めるんだ・・・とひとり動揺したりとか。精神的になにかと落ち着かないこの時期は私は苦手でした。

中には、自分が不当な扱いを受けている、と感じているひともいるかもしれません。明らかに仕事が自分よりできない(と、あなた自身が思っている)人が自分より役職が上になったり、ということも組織内では十分あり得ることです。だってそれは、昇格することと仕事ができることは完全にイコールではないのですから。

私自身も、悔しい思いをしたことありますし、みじめな思いをしたこと、たくさんあります。そんなときどうするか?転職もひとつの選択でしょう。でもいろいろな理由からそれが難しい?それもわかります。転職活動がエネルギーを要することもわかります。

じゃあ、まず何ができるか?会社の評価は、あなた自身の人格の評価ではないということを知ってください。あなたという人間のごく一部を切り取ったものを、別の物差しで評価したものです。そもそも、あなたという人格を、正しく間違いなく、数値で評価することなんて不可能です。

悔しいと感じるならば、その気持ちを大切にしてください。「私は悔しい」と口に出すこと、書き記すこと、認識することです。そう感じるのは、あなた自身ががんばってきた、努力してきたからこそ感じる感情です。だから、自分のことを自分で高く評価してください。他者と比較する必要はありません。そして「よくがんばってきたよね」と自分自身を慈しむ言葉をかけてください。自分を責めて、過小評価して、ストレスで体調崩しても、会社は面倒はみてくれません。病院に行って、薬を飲むことで一時的に気持ちが楽になったとしても、最後の最後、自分自身を助けるのは自分自身だからです。

少し元気が出てきたら、次の行動を考えましょう。あなたなら大丈夫です。私は応援しています。