強くなりたいと願い続けてきた私

私はもともとアウトドア派。家の中にいるのが特に最近つらくなってきた。仕事中は平気。仕事以外の時間のとき、理由もなく気分がふさぎ込むのを時々感じる。友だちとオンラインで楽しく話した翌日であっても。

そこで最近気に入っているのがオンラインフィットネス。実は1年前の緊急事態宣言で在宅勤務になったタイミングで入会して、ヨガなどを時々やっていたが、再び都内に出社するようになってからは、受けるのをやめてしまった。ああ、継続性がないよなあと自分に苦笑いしつつも、もったいないから退会しようと久しぶりにログインしたところ、きっかり1年経たないと退会すらできないことがわかった。しかたない。消費しきれなかったチケット分くらいは消費しようとして、レッスン一覧を見ていたら、ヨガ以外のメニューが増えていた。そこでヨガ以外のメニューをいろいろ試してみた。

少し前、肩こりからの頭痛に耐えかねて、職場近くの整体に行ったことがある。そこで、何か運動は?と聞かれて、オンラインでヨガを・・・という話をしたところ、楽しいですか?と聞かれて、「いえ、続かないので辞めるつもりです」と話したことがある。そこで先生はサラッと「体が硬い人にとって、ヨガはつまらないみたいですね」と言われて、それがあまりに図星で笑ってしまった。いや、決してつまらないわけではなかったが、体が硬い私には劣等感が拡大するようで続けられなかった。

そんな私の最近の楽しみは、オンラインボクササイズ。ジャブ!ジャブ!アッパー!アッパー!クロス!・・・・と、ワンテンポ遅れ気味の、なんともキレのない動きで恥ずかしい限りで、「ギャラリー枠」という、自分の姿がインストラクターには見えない枠でレッスンを受けている。いつか画像ありの「ポーズチェック枠」で受けられるようになるといいなと。

ボクササイズは今のところ続いている。とはいえ、私は普通のボクシングは好きではないのだ。正確に言うと、痛そうで見ていられない。ボクシングを観戦したいなど全く思ったことすらないが、ボクサーから感じるストイックさ、無駄を削ぎ落した肉体、一人で戦う姿にはとても惹かれるものがある。

いつか、かっこよくファインティングポーズをとれる日が来るのだろうか。そういえば、私は10代のころから「強くなりたい」と思い続けてきた。あの頃の私が、今の私を見たとき、強くなったなと思ってくれるだろうか。40半ばになった今も私は「強くなりたい」と思っている。そもそも強いとはどういうことかはまた別の機会に書こうと思うが、へなちょこな腕でもパンチをしていると、形だけでも少し強くなったような気がして、自分の魂が喜んでいるのを感じるのだ。

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