仕事人間の私が全身麻酔で手術をしたら

先天性耳瘻管の摘出手術が無事に終わって、日常に戻りました。耳瘻管が軟骨の中に残っていて、そこが炎症を起こしていたとのこと。そこの軟骨を一部切り取って皮膚を縫い合わせる、という手術でした。全身麻酔下でした。

手術室までは看護師さんと一緒に自分で歩いて行って、手術室に入って本人確認。あれよあれよという間に「はい、いまから眠くなる薬入れますよ~」と言われた5秒後には意識を失っていました。気づいた時には元の病室。いったいどうやって私を運んでくれたんだろう??とにかく目が覚めてよかった・・・と、とりあえず目覚めた旨を家族にLINEで報告。

夕食は流動食で、重湯とポタージュとフルーチェが出ました。フルーチェなんて食べるの20年ぶり。なつかしい味がしました。

ロキソニンで痛みは嘘のようになくなり、夜は頭が冴えまくっている感覚。手術の全身麻酔で昼間意識失っていたせいか、夜眠れず昼夜逆転。
夜中、病棟の窓から見える雲の流れがダイナミックで、それを動画に撮ろうしては、失敗。看護師さんが来たときはあわてて寝たふりしたりしてたり、スマホみていたり、懐中電灯で本を読んだりしていたら夜が明けてしまいました。

翌朝すぐ退院。帰宅後午後から在宅勤務。退院日は昼まではピンピンしていて、迎えにきてくれた夫とラーメン屋に寄ってから帰りました。ここまではよかった。だんだん頭が夜のモードになってきて、気怠い。座っているのもつらくなり、数時間仕事をしたのみで早々に退勤。翌日も息絶え絶え仕事。メール1通書くのにな相当な時間がかかってしまう。2晩眠ったら、眠るごとに少しずつ回復してきて金曜日はオフィスに出社もできました。全身麻酔経験者の夫からは「いや、全身麻酔の翌日に仕事なんて無理でしょ」と。でも、休めと言われても、たぶん休まなかったんだろうな、私は、ちょっと体力を過信しすぎました。それにしても、夜のコーチングのお仕事のときには嘘のようにシャキッとしている私。本当にコーチングが好きなんだなあっと感じました。

抜糸まであと1週間、新しい耳を見るのが楽しみだ。切除してしまった部分が凹んでいるとのことだけど、きっとイヤーカフは似合うよね。あたらしいのを買おうと思います。

入院で仕事に穴をあけたくなくて、半休、全休、半休で乗り切ることにした私。つまり、入院日と退院日は半日仕事をするスケジュール。仕事大好きなのはいいけれど、今回は眠れなくてもちゃんと目を閉じて夜は休むべきでした。でも、東京の夜景を見ながら過ごせたこの夜は特別だったなぁ。東京の街を見ていると、なんかエネルギー湧いてくるの。さあ、退院したら仕事を通して、また自分の力を発揮して生きたい!って心から感じるのです。