一点の曇りもない決断、ではないけれど

耳の手術痕の抜糸も終わって、今度は別の病院へ3か月に1回の定期検診。いつものように好きな景色をササッと撮影。前にここに来た時は、まさか耳の手術なんてするなんて考えもしなかったなぁ…と、我ながら自分の目まぐるしいスケジュールにちょっと苦笑い。3ヶ月先に何があるかなんて、わからない。だから、日々、全力で生きたいと思いました。

病院に向かう途中、もし今日手術を勧められたら、受けようと決めました。長い間、手術は嫌、と拒否し続けた私でしたが、ここ最近ようやく心境が変わってきていました。年末くらいにしようかなと思っていたけれども、診察の結果、年末まで待たないほうがいいと言われ、ちょっと私も戸惑いながらも手術日を決めて帰宅しました。ただし、この状況下、手術前にPCR検査を受けて陰性でないと手術はできなくなるとのこと。それでも、今この時代に必要な医療が受けられることは本当にありがたいことなんだなと思います。

まさか、全身麻酔の手術を数か月のうちに2回もやるなんて。もっとはやく手術すればよかったのかもしれないけれど、私には心の準備ができるまで必要な時間でした。再婚してもうひとり子どもを産みたかった私。年齢的にはもう難しいのは十分わかっていた。手術をすることで、もう絶対に子どもは産めなくなる。でも、ようやく心の準備ができました。

44歳、もう少ししたら今年2回目の手術。片方の卵巣の一部分だけ残して、あとは摘出します。そして、また新しい自分になって戻ってこようと思います。一転の曇りもない選択かと言われたらそうではないけれど、でもやっと決めました。決めたというより、受け入れようとしています。

そういえば、こんなことも書いていたね。5か月前の私。
「未練たらたらは悪いことじゃない」→https://kayamatsumoto.com/blog/1624/