がんばれ私の耳

先天性耳瘻孔という、耳に小さな穴を持って生まれた私。17歳の時に既に手術を済ませていますが、取りきれなかった部分があったようで再手術します。

耳介の軟骨を一部切除する手術になるため、全身麻酔。一抹の不安はあるけれど、きっと大丈夫でしょう。だから、家族にも明るく、いってきまーすと言って出てきました。

万が一のことを考えて、多少の生前整理しておくべきだったか?とりあえず、いつもよりは部屋を片付けてきた程度。でも、ちょうどお盆や終戦記念日もあり、いつにも増して命のことを考えます。

手術後は、耳の形が多少変わってしまうそう。「びっくりするような形にはなりません、それに、そもそも耳の形は人それぞれ違うんです」と、先生。うん、確かにそうだよなと、今は新しい耳に期待。

振り返れば今年のGWの頃。17歳の時に手術した場所が腫れて痛みだし、一時期はロキソニンを13回くらい飲んでいました。

それからいろいろな種類の抗生剤を使ったけれど、どれもイマイチ効果なく、最後はじんましんまで出てきてしまい、再手術が決まりました。

私は薬剤師でもあるので、いろんな薬を飲むことは、知的好奇心を満たすことでもあるんだけれど、副作用は避けられず…。

手術がうまく行くように、願掛けで、最近はイヤリングやらイヤーカフやらいろいろつけてました。

こんな手術をするのに、ピアス穴を開けるのは未だに怖かったりする私。何度か開けようと本気で思っていたけど、なんだかんだとタイミング逃し。

手術終わったら、がんばった私の耳に、新しいイヤリングやイヤーカフを贈ろう。

言葉にならない気持ちを聴き取れるように、内なる声を聞き取れるように。

がんばれ、私の耳!