大地に祈る

年が明けてから、私自身はスローペースでのスタートでした。お弁当作りもつい先日始まったばかり。仕事もそれほど忙しくなく、かといって、その他のことがたくさんできたかというと、そんなこともなく…(時間って不思議)

先日、お誘いを受けてコンサートに行ってきました。合唱でしたが、そういえば私が最後に合唱をしたのは、高校3年生の卒業式の時でした。大地讃頌とハレルヤを歌うのが当時の母校の慣わしでした。プログラムに「大地讃頌」があるのを見て、あ、行きたいと最初に感じて、行くことにしました。

これが歌いたいがために、高校で音楽を選択したことも思い出しました。そういえば私は合唱も好きだったんだと、あれから25年以上経ってから気づくのもおもしろい話。

平和な大地を 静かな大地を
大地を誉めよ たたえよ

奇しくもこの日、大学入試共通テストの会場になった大学で、胸が苦しくなるような事件がありました。
そして、津波も来ました。平和でもなく静かでもない、この世の中。

自分がこれらのことに立ち向かうことなどできない無力な存在だけれど、できることがあるとしたら、大地への感謝と祈ること。それは意味のあることだと、私は思っています。

初めて行くコンサートホールでしたが、木目が美しく、音の波が自分の体を突き抜けて揺らしていく、そんな体感がありました。これからはいろんなコンサートに行きたいなあ。実はこの日、コーチングのトレーニングに参加しており、終了と同時に家を飛び出し、開演時間ギリギリに飛び込んだ私。あわただしいのは避けたいけれども、超充実した1日でした。きっと社会のあわただしさも、人の感情も、大地は吸収してくれている。