緑の中に、緑の私
Photo by かさこさん
プロフィール写真を撮影していただきました。場所は代々木公園。最初に、緑のある場所で、という私の希望をお伝えしました。
撮影、実は私は苦手意識が少しあります。そもそも私は外見的にダメ、という思いを10代からぬぐい切れないところがあります。写真をとおして、自分の顔に向き合う怖さもゼロではありません。
でも、40代になったら、もうそれでいい、と、いい意味であきらめたというか、これが自分なんだとようやく受け入れられるようになりました。左右非対称の目、はっきりしない二重ライン、面長の顔、がんばって化粧しても、もうちょっとちゃんと化粧したら?と娘から言われる始末。
でもプロフィール写真は、自分のありのままを見せるもののほうがいい、と思うのです。そしてなおかつ、自分らしさが伝わるといいなと思います。
そして何よりも、私はここ最近、自分に何が似合うのかもわからなくなっていました。どうせなら、自分という人間が伝わる写真を撮りたい。化粧なんて、プロにお願いしたら、別人のようになるのはわかっているけれど、そこは背伸びしてもしょうがないな。そう思って、今回は、オンラインかさこ塾でお世話になったかさこさんに撮影をお願いしました。
シングルマザー時代は当然、洋服にお金をかける余裕などなく、再婚してからも、ファッションに関して、私は優先順位は低くしてきました。コーチングの勉強にかなりお金をかけていたので、とりあえず、仕事上問題ない服ならそれでいいや、と。在宅勤務生活になってからは、まあひどい恰好・・・。しばらく出社時の仕事用の服はエアークローゼットというレンタルサービスを利用していました。このサービスは私にはいい部分もたくさんありました。スタイリストさんが選んでくれる服を送ってもらえるし、センスのない私には、ちょうどいいんです。保管場所も不要というのもメリット大きかったです。でもそれにずっと頼っていたら、自分はどんな服を着たいのかすらよくわからなくなってしまいました。
これって、自分の感情も同じです。シングルマザーなりたてのころ、幸せそうな家族連れや、若いお父さんを見ても、悲しくなったり寂しくなったりしないように、敢えて何も感じないように、感情を押し殺す努力をしていた時代がありました。そしたらその結果、悲しさ、寂しさだけでなく、楽しさ、うれしさという感情すらも感じにくくなってしまい、最終的には自分が何を感じているのかもわからなくなりました。そこからコーチングに出会い、少しずつ私は自分の感情というものを取り戻してきましたが・・・
それで、今回は、事前にプロの方に、私らしさが表現できる服装を相談して、同行ショッピングで提案されたのがこの緑色のワンピース。自分では絶対に選ばない服です。まず、この緑色。緑は好きな色ですが、はっきりした緑色はなんだか気おくれしてしまう感じ。そしてロング丈。身長158の私が似合うわけがない、と思っていました。でも、試着してみると、鏡の前には見たことのない私がいました。
そして撮影の日。この日はスニーカー持参で(笑)、撮影の時にヒールに履き替えました。こういう緑のあるところでワンピースを着るのは初めてかもしれません。緑の中に、緑ワンピースの私。自然を愛し、山や森の中が好きな私らしいな、と嬉しくなりました。
今回撮影をお願いした、かさこさん。撮影を依頼したとき、「いい写真撮りましょう!」という言葉が嬉しかったです。ありがとうございました。
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