子どもの体に弱いところがあっても親はそれを責めなくていい
先天性耳瘻孔、って知ってますか?
耳に小さな穴がある人が(私の主観だと)結構な割合でいるのですが、ほとんどの人は放置してOK。でも、炎症を起こしたりすると薬物治療や手術が必要になります。
たまに満員電車でその孔の持ち主をみつけると、あ、仲間!と密かに思っていました。
その孔、意外にも中はかなり複雑な構造になっているらしく、
私はそれで、17歳、44歳のときに全身麻酔で手術をしました。
1回目の時は高校生。
2回目の時は、軟骨の中にその孔というか管が入り込んでいて、軟骨ごと一部切除。
耳の形が変わらない範囲で、と手術してもらいました。
それでようやく完治と思いきや…
今年6月ごろに、昨年手術した付近がまた腫れて痛みだし、再手術が決まりました。
今日は、3回目の手術です。でも、今回は局部麻酔、日帰りなので気持ち的にはラク。
ただ、左右で耳の形が変わってしまうとのこと。耳の裏の軟骨を移植して形が変わらないようにすることもできるけど?と言われましたが、そこまではやらなくていいです、とお伝えしました。
ここ最近は、抗生剤のおかげで炎症を抑え込み、海に入ることもできたのですが、
炎症起こしているときに困るのがイヤホンが痛くて使えないこと。
会社はほぼリモートワークで会議も多い。
コーチング の仕事の方も、要となる仕事道具であるヘッドセット。
耳を圧迫するタイプ、耳に入れるタイプのものは全部ダメになってしまいました。
もうこうなったら、耳に空間ができる、ゲーマーのようなゴツいヘッドセットしかない…
骨伝導も考えましたが、場所によっては痛そう。
手術終わったらそれ買おうと決心しました。
先天性耳瘻孔は、胎児の時に耳が形成される時に、うまく閉じなかったのが原因らしいのですが、
3回目の手術になる私を見て、母は私をこんな目に合わせて親として辛い、苦しい、と言います。
気持ちはわかります。私も娘がいて、娘の体の弱い部分を考えると、自分を責めたくもなるので。
でも、私、耳のこと本当に大丈夫なんです。
さらに軟骨を切除するので、左耳は少し形が変わるけれど、その耳にも愛着持てると確信してます。
だから、私も娘がエナメル質形成不全で歯が弱いということについて、自分を責めるのはやめています。責めてもどうにもならないし、その都度歯医者に連れて行き、必要な治療をしてきたという感じ。
娘本人も、歯磨きだけは丁寧にやるし、毎回歯医者から褒められるレベル。それでいて、平気な顔して、時々激甘なお菓子とか、ジャンクなものも食べてますが、大丈夫。
私はこの耳と一緒にこれからも仕事をしていくし、家族含め、たくさんの人の声を聴いていこう。そう思うのです。
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