ほぼZEROで生き、死ぬ覚悟

先日友人から本を借りました。「DIE WITH ZERO」つまり、お金を使い切って死ね、ということ。
私は前から結構この考え方に近いものを持っていたので、とても共感しました。

例えば私は、これまでにお金をかけてきたものは
圧倒的に自分がコーチになるための勉強の費用だったり
桁は下がりますが、趣味の登山ウェア、道具、登山のための交通費、あとは旅行です。

「お金が貯まってから」では、もうそれが役立たなくなるか、役立ち期間が短くなる、もしくは使えなくなるかもしれない恐れがあるため
かなり無理をして捻出してきた費用です。
「お金が貯まる」頃には自分はいったい何歳になる?
待てば待つほど、コーチとして仕事ができる期間は短くなるし
体力的に、登山にも行かれない年齢になるかもしれない。

そういう意味で、自分のお金の使い方はそんなに悪いものではなかったなと感じました。

もうひとつ、これはわが子のこと。
最近、塾に通い始めたのですが、まあ、けっこうな金額です。
(25年前、私も同じ塾に通ったので、金額を知り自分の両親に感謝した)

この本を読んだら、気持ちよく支払えました。
多少苦しくても「今」必要なお金を出せることがなんとありがたいことか。

お金が貯まっているかもしれない老後になってしまったら、どうひっくり返っても
高校生の子どもの塾代なんて払えない。
自分の葬式代なんかより、今の教育費でしょ!
そう思えたんですよね。

私自身は、自分のお葬式なんてしなくてもいいと思っているんですが(何なら直葬、どこかに散骨で構わない)
お葬式って遺された人のためのものだ・・・と父を亡くしたときに感じたので
そのくらいは準備しといたほうがいいのかな、と思いますが
「自分の葬式代より今のこどもの教育費」
そう確信できたので、気持ちよく、クレジットカードの引き落とし日を待ちたいと思います!

友人の話ですが、
「気持ちよく払ったお金はちゃんと戻ってくる」そうです。
小心者の私には、とても安心感のある言葉です。